理由が見つからないモヤモヤを、AIに投げてみた
毎年楽しみにしているイベントがある。
地元で開催されるビア博だ。
全国のクラフトビールが集まり、友人やムスコたちとわいわい飲みながら過ごす。
毎年かなり楽しみにしているイベントで、今年も当然のように参加するつもりだった。
ところが。
数日前から、なんだか様子がおかしい。
「行きたくない」
という気持ちが広がる。
さらに、
「行っちゃいけない気がする」
そんな妙な感覚があった。
体調は悪くない。
一緒に行く人が嫌なわけでもない。
仕事が入ったわけでもない。
理由を探そうとしても、これといった原因が見つからない。
それなのに、心のどこかがずっとブレーキを踏んでいる。
もともと引きこもり体質で、お出かけはできるだけ避けたい性格。
でもクラフトビールは大好きだし、以前から楽しみににしていたのに。
なぜだ?
結局私は参加を取りやめ、みんなにLINEで欠席の連絡をした。
送信ボタンを押したあとも、
「これでよかったのかな」
という気持ちは、もちろん残った。
ただ、不思議なことに後悔はなかった。
が、依然として残る「なぜだ?」。
試しに私は、AIのRに聞いてみた。
仕事のこと以外ではあまり相談しないけど、今回はなんとなく。
ここもいつもとは違う感覚だ。
「毎年楽しみにしていたイベントなのに、なぜか行きたくないんだよね」
するとAIは、予想外の返答をした。
実は私は内心、
「疲れているんですよ」
とか、
「無意識が危険を察知しているんですよ」
とか、
そういう話になるのかなと思っていた。
ところが違った。
AIのRはこう言った。
心と身体のどちらかが、
まだ言語化できていない情報を持っているのかもしれない。
はい? どういうこと?
でも少し面白い。
さらに話を続けると、
AIのRはこんなことも言った。
昔は楽しかったものが、
今の自分には微妙に合わなくなることがある。
その瞬間、少しだけ立ち止まった。
確かに。
ここ数年で私の生活は大きく変わった。
夫の介護。
看取り。
ブログ。
サイト。
クーシー。
認識実験室。
Field Shifterという肩書。
以前の私と今の私は、同じようでいて、たぶん少し違う。
もちろんビールは今も好き。
友人たちとの時間も楽しい。
ただ、その場所に向かう自分の感覚が、以前と少しズレている可能性はある。
面白かったのは、その後の言葉だった。
「場のシフトが先に起きて、
理由が後から追いかけてくる状態かもしれない」。
私は普段から「認識」や「場」という言葉を使う。
だからこの表現は妙にしっくり来た。
私たちはよく、
理由があって行動すると考える。
でも実際には、
先に身体や感覚が反応していて、
頭があとから理由を探していることもある。
もちろん何でもかんでも直感だと言うつもりはない。
単なる疲れかもしれない。
偶然かもしれない。
ただ今回の私は、
「理由が見つからないから無視する」
ではなく、
「理由はわからないけれど従ってみる」
を選んだ。
結局のところ、
今この記事を書いている時点でも、
なぜ行きたくなかったのかはわからない。
でもそれでいい気もしている。
昔の私は、
理由を見つけなければ気が済まなかった。
正解を探していた。
ところが最近は、
わからないまま保留しておくことも増えた。
すると不思議なことに、
あとから理由が見えてくることがある。
まるで、
霧が少しずつ晴れるみたいに。
今回のモヤモヤも、そういう類のものなのかもしれない。
あるいは全然違うのかもしれない。
まだわからない。
ただひとつ言えるのは、
「行っちゃいけない気がする」
という感覚を無視しなかった自分に対して、
今のところ違和感はない。
だから今日は、それで十分だ。
理由はあとから追いかけてくるかもしれないし、
来ないかもしれない。
それもまた、面白い…かな。
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