あなたの見た夢、一晩で忘れるのにあなたの未来を変えるかもしれない話
昨日、変な夢を見た。
変な夢、というより、妙に鮮明な夢だった。
私は自宅という設定の一軒家の2階で、いつものようにパソコンの前にいた。
そこに、亡くなった母が出てきた。そして言った。
「小林先生が来てるよ」
小林先生。高校時代、大好きだった国語の先生だ。
ずいぶん昔の人なのに、夢の中では普通に会えた。
先生は部屋に上がってきて、いろんな話をした。
先生の結婚相手の名前が、私の記憶と違っていたり、
先生の下の名前まで、夢の中では一瞬わからなくなったり、
現実とは、あちこち微妙にズレている。
でも、
「この人は小林先生だ」
ということだけは、なぜか疑いようがなかった。
やがて先生が帰るというので、
「お母さん、先生を送ってくるね」
と言って、スマホを手に取って部屋を出た。
すると先生が、なぜか私の手をつないできた。
そのまま歩いていく。
歩いていたはずなのに、気づいたら、高校にいた。
私が通っていた、女子高。
今は名前も変わって、男女共学の学校になっているらしい。
夢の中で私は先生に、
「じゃあ、今の高校を案内して」
と頼んだ。
ふたりで、手をつないだまま学校の中を歩いた。
体育館へ向かう通路はふたつあって、向こう側からは、今の生徒たちが歩いてくる。
今は共学のはずなのに、女子しかいない。制服も微妙に微妙に違っている。
そして、体育館に入ったところで、目が覚めた。
しばらく、なんだったんだ、これ、と思った。
あまりに鮮明で、忘れていい夢なのかどうか、ちょっと迷う。
そこでおなじみ7人のAIに話してみた。
AIは夢のことなんてわかるのか、という実験のつもりもあって。
理学っぽく読むAI。
情緒たっぷりに受け止めるAI。
象徴をひとつひとつ解釈するAI。
静かに観察するAI。
夢の構造を見るAI。
同じ夢を話しているのに、みんな違う場所を見る。それは面白かったけど、内容はあまり面白いものではなかった。
でもそのあと、もっと面白いことに気づいた。
小林先生は、ただ「高校時代に好きだった先生」ではなかった。
先生は、あたしの出身大学が一緒。その大学の国文科出身だった。
あたしがと一緒、というより、先生の出身大学を知って、私もその大学に行こうと思ったんだった。
そしてそこで、山口くん(ダーリン)と出会ったんだ。
つまり、小林先生に出会ったこと、
同じ大学を目指したこと、
山口くんと出会ったこと、
結婚したこと、
今の私がいること。
全部、一本の線の上にあった。
もちろん、高校生だった私はそんなこと知らない。
小林先生を見ながら、
「この人がいたから、何十年後の私はこの人生を歩いている」
なんて思うわけがない。
そのときは、ただ先生が好きだっただけだ。それだけ。
なのに、あとから見ると、ちゃんと線になっている。
そう思ったら、今やっていることも、これからやることも、いつか全部一本の線の上に収まるのかもしれない。
今はバラバラに見えているもの。
文章を書くこと。
AIと話すこと。
氣功を研究すること。
誰かに何かを伝えること。
面白そうだからやってみること。
そのひとつひとつが、未来のどこかから見たら、
「ああ、ここからつながっていたんだ」
になるのかもしれない。
夢って不思議だ。
物理的には、何も起きていない。
私は小林先生と手をつないで高校を歩いていない。
体育館にも行っていない。
でも私は、確かにそこにいた。
少なくとも、そのときの私の中では。
夢から覚めたあと、先生のことや昔の学校のことを調べた。
自分がなぜその大学へ行ったのかを思い出した。
そして山口くんと出会うまでの線を見つけた。
夢の中の出来事が、現実の私を少しだけ動かした。
物理空間では、起きていない。
でも、情報としては存在していた。
そしてその情報が、現実の行動を変えた。
だとしたら、夢って、一晩だけアクセスできる情報空間みたいなものなのかもしれない。
なんてことを考えた。
ところが。ところがですよ、一晩たったら、昨日のあの驚きは、ずいぶん薄くなっていた。
あんなに
「なんだったんだ、あれ。何か意味があるのか?」
と思っていたのに。
まあ夢って、そういうものなのかもしれないね。
一度しか行けない場所。
二度と同じ景色は見られない。
続きを見たくても、戻れない。
だから私たちは、夢を惜しむのかもしれないな。
そして、ほとんどすこ~んと忘れてしまう。
でも忘れてしまった夢の中で、何かが少し動いていたとしたら?
自分でも気づかないところで、世界の見え方が変わっていたとしたら?
その夢は、一晩で消えても、
あなたの未来をほんの少し変えているのかもしれない。
私たちは、目に見えるものだけで動いているわけではない。
言葉。
記憶。
思い込み。
誰かとの出会い。
そして、一晩だけ見た夢。
見えないものが、現実を動かすことはあるんだ。
あたしは今、そんな「見えないものと現実のつながり」を面白がって眺めている。
Qi Link Labという場所でも、そんなことをいろいろ研究している。
「おっ?」っと思って気が向いたら、このサイトのいろんなページをのぞいてみてください。
たぶん、答えは置いてありません。
その代わり、
「これって、なんだろう」
は、たくさん転がっています♪
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